2026
高砂深山鍬形蟲 / Takasago Stag Beetle
4K・二チャンネル映像インスタレーション、改造した日本の武者甲冑、24分11秒
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日本の植民地統治期における昆虫研究を起点に、「高砂深山鍬形蟲」の名称と姿を手がかりとして、自然に関する知識の形成と台湾の歴史的アイデンティティを結びつける作品である。邱子晏は昆虫標本を見る経験から調査を始め、採集、命名、分類に観察者の立場がどのように持ち込まれるのか、一見中立的な自然研究が植民地権力の構築にどのように関わるのかを問う。
二チャンネル映像では、クワガタの闘争、昆虫標本の収蔵棚、甲虫の姿を模した日本の武者甲冑が並置され、展示空間には改造された実物の甲冑も置かれる。昆虫の姿と武者の像とのあいだの変換を通じて、生物種、身体の装備、想像されるアイデンティティが結びつく。映像と物体によって自然科学と植民地の記憶を横断する物語を展開し、異なる歴史的政権のもとで台湾に形成されてきた複雑なアイデンティティを考察する。
臺中市立美術館の委嘱により制作
作品の関連情報 ↗展示風景
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